紀州梅効能研究会は梅・梅干し・梅リグナンの様々な健康効果を医学的に検証・解明しています。

紀州梅効能研究会

梅の効能

糖尿病予防

梅の糖尿病予防効果に関する特許を取得

2008/02発表

梅の中には、血糖値の上昇、肥満等に関連づけられる酵素(α-グルコシダーゼ)の働きを効果的に阻害する成分が含まれていることを見いだしました。この研究成果についても、特許を取得しました。
(特許番号:第4403457号)

糖尿病治療で用いられる口径投与剤に「α-グルコシダーゼ阻害剤」という薬があります。α-グルコシダーゼは、小腸で糖質を吸収する酵素です。この活性を阻害して糖質の消化吸収を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑えます。
マウスを使った動物実験などで、梅のα-グルコシダーゼ阻害試験を行った結果、活性作用が見られました。そこで、α-グルコシダーゼ阻害活性物質を明らかにするため、さらなる試験を行った結果、トリテルペンの一種であるオレアノール酸(oleanolic acid) を活性物質として単離しました。
この研究により、梅の糖尿病予防効果が解明され、「α-グルコシダーゼ阻害剤」として特許を取得することができました。

オレアノール酸(oleanolic acid)

参考:梅に含まれる生理活性物質の単離と化学構造決定

参考:梅エキスの生活習慣病(糖尿病、高脂血症)に及ぼす効果

参考:梅肉エキスの糖尿病に対する医学的効果

参加企業

和歌山県産農産物の機能性を医学的、科学的に解明することを目的とした機能性医薬食品探索講座は、梅加工会社の寄付により大阪河﨑リハビリテーション大学内に設置運営されています。

梅干博士

宇都宮 洋才(うつのみや ひろとし)
医学博士。専門は病理学。言い伝えの域をでなかった梅干しの効能を国内外の共同研究によって医学的に解き明かす。梅干博士として知られ、マスコミや講演でも活躍。2022年4月より、大阪河﨑リハビリテーション大学 機能性医薬食品探索講座 教授。

メディア紹介
  • あさイチ(NHK総合テレビ)
  • Rの法則(NHK Eテレ)
  • ためしてガッテン(NHK総合テレビ)
  • 林修の今でしょ!講座(テレビ朝日)
  • 主治医のみつかる診療所(テレビ東京)
関連リンク